この呼び名がなかった頃、(私の十代あたり(( ;∀;))も、角川文庫、ソノラマ文庫などで同様のジャンルの小説は多数出ておりました。ゲームやアニメ作品の小説化やスピンオフなど。
夢枕獏、菊池秀行のエログロありのアクションもの 栗本薫のファンタジー小説などなど。当時はロードス島戦記が有名で人気でした。私は菊池秀行に「ヴァンパイアハンターD」、栗本薫の「グイン・サーガ」に中学から30代後半までどっぷりはまってました(「グイン・サーガ」作者が結末をまとめきれず亡くなったので中断、、、、(>_<))こういうの一番やりきれない、、、
このジャンルに名前が付き始めたころ、はまった最初の作品が「トリニティ・ブラッド」という作品。うーん、中二心をくすぐるタイトル(#^.^#)。18、19世紀頃の架空の東ヨーロッパ風世界が舞台の戦闘アクション物。これが世界観もしっかりしている上、登場人物が実に魅力的で、文体も読みやすく丁寧。
「これは面白い、こんなに魅力的なジャンルだったのか!?」とはまったのですが、作者の方が間もなくお亡くなりになり、中段に(>_<)、、、残念に思いましたが、あきらめきれず、「ほかにも面白いのないか?」と発掘行脚が始まりました( ;∀;)、、、
ライトノベル業界とは恐ろしいものらしく( ;∀;)、作品の人気が出ないと、漫画のように最終回も迎えることなく急に続巻が出なくなり、書店から姿を消します。まともに最終回迎えた作品の方が少ないのでは?、、、長く続いている作品はそれなり読者の支持が厚いのだと思われます。私は、アニメ化された作品を観て、そこから興味持ってノベルで続きを読み始めるケースが多いです。
とりあえず、年季の入ったラノベ読者として、今でも気に入って読み続けており、ラノベ好きの人にも薦めたい(≧▽≦)と思う作品10点を挙げてみました。(順位はつけず)
1.りゅうおうのおしごと(白鳥士郎)
将棋。幼女 ^^) ~~とにかく手にした人に読ませる作者の筆力に尽きます。この方にかかると、登場する誰もが放っておけない魅力的な人に映ります。どうしても努力のみではどうしようもない才能の世界なので、感情移入したくなる人物がどこかにいます。話のテンポも良い。
「りゅうおうのおしごと」と同じ作者。登場人物達のキャラが面白過ぎるのですが、しっかり「農業」が舞台でありテーマであり、そこはぶれておらず主人公たちもそこは真面目です。文体やキャラがどんなに笑いをとっていても、作者の農業に対する膨大な取材力が確かに伺えるので、軽くなく読み返したくなる内容の濃さがあります。あと1巻で終了、というところで「りゅうおうのおしごと」に専念してしまったようで、、、捨てずにきれいに終わらせてほしいものです。
3.無職転生
本ブログに以前その魅力を語っております(#^.^#) 本作の魅力は、戦闘とかより何気ない日常のシーンにあります。どのキャラも幸せになってほしいと感じるんですよね(#^.^#)
4.Re.ゼロから始める異世界生活
アニメ第一期からはまり、続きにあたる9巻から読み始めました。放映中は「何、この地獄めぐりみたいな展開、、、」と絶句しつつの鑑賞でしたが、終始、目を離せない面白さ。松岡禎つぐ氏演じるペテルギウスがすごすぎて、シーンをリピートしました(#^.^#)。巻が進むごとに魅力的なキャラが増えますが、みんな癖が強くて楽しい、、、また着地点が全く見えませんが、無事な最終回を迎えてほしい、、、
5.化物語シリーズ
文体が楽しい。作者は言葉遊びの達人ですね ^^)とにかく作中の会話シーンが面白くて良く読み返します。 _どの作品も、ミステリ小説的な仕掛けになっているのも私好みです。
6.ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(作 大森藤ノ )
1巻から丁寧に積み上げられてきた作品。読者は主人公ベルくんとその増える仲間の成長を見守り追っかける楽しみを味わえます。世界観が物凄くしっかり出来上がっているので、最新刊を開くたびにその世界に飛び込んだ気分になります(#^.^#)。女性キャラが怖え~ 登場人物の多くが複数の顔を持つなところも興味深いところ ^^) _
7.フェイトZero(作 虚淵玄)
超人気ゲーム「フェイトステイナイト」の前日譚。作者の虚淵玄は「ステイトナイト」の監修も務めており(本年のエンドクレジットで見てびっくりしました)、本編世界観を更にえぐく掘り下げてます。ステイトナイトではほんの僅かしか触れられたいない「衛宮切嗣」の容赦なさをこれでもかと描いており、士郎君まで続く業を感じさせる筆力はさすがです。作者がバイクとか銃火器に強いからか、セイバーがバイクに乗ったりとか。ステイトナイト本編ではありえなかった(#^.^#)場面にもお目にかかれます。
8.この素晴らしい世界に祝福を!(作 暁なつめ)
アニメからはまり、続きを小説5巻から読み始めました。とにかくキャラ同士の会話のテンポが愉快で面白く、そこだけ読み返しても楽しいです。本命とヒロインが結構早くから確定する、この手の作品では割と珍しいパターンです。(しかもこのヒロインは全く照れとかがない)ヒロインの性格が皆斜め方向にぶっ飛んでいるのが本作の特徴ですが、作中一番ぶっ飛んでる子が本命ヒロインに、というのも珍しいパターンです。
人気を最後までキープしつつ綺麗に最終回を迎えた、貴重な作品です(#^.^#)
9.戦闘員派遣します(作 暁なつめ)
8.の「このすば」と同じ作者。前作がファンタジーならが、こちらはSFという感じ。やや登場人物の年齢は大人、性格もやや摺れた大人のそれです。これもアニメが良くできていたので、続きから読み始めました。「このすば」より登場人物たちの性格がやや下衆くで面倒くさい感じなのは、むしろおっさん読者には好みです(#^.^#)
ストレスがたまる場面が少なく、どのキャラも笑って愛せるので安心して読める感じです。
10選といいつつ、9作しかあがっとらん、、、( ;∀;)
読書というもの本質は、本のジャンルを問わず、教養などではなく、趣味・娯楽である.と思います。気分よく楽しい時間を過ごさせてくれるライトノベルというジャンルについては、 今後もおっさんは、発掘探索は続けていくと思います(#^.^#)
作品の登場人物、世界観、ストーリー、できれば読者に対しても、作者の深い愛が感じられる作品が好きですね ^^) _。
「自分の推しはコレ!」と熱いご意見、お待ちしております。熱く楽しく語り合いましょう(#^.^#)<(_ _)>