一時期、アクション俳優御三家と言って、シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ブルース・ウィルスが挙げられました。主演作の人気からもンく付け所ありません( ;∀;)。ただ私はその下のB級路線で活躍してたチャックノリスさんが大好きでした(#^^#)。そう、ブルースリー「ドラゴンへの道」でラスボスだった方。空手をベースに格闘技で魅せるアクション映画路線をチャックさんは開拓しました。
このチャックノリスさん路線を継承した次世代が、ジャンクロードヴァンダム、ドルフラングレン、今回紹介のスティーブンセガールです(#^^#)。
合気道愛好者として、ますこの人を挙げないわけにはいきません\(^^)/
①「刑事ニコ/法の死角」
合気道を稽古して長い私(養神館)ですが、養神館に入門する数年前に、セガールの「刑事ニコ/法の死角」が公開されて話題になってました。大阪で長年内弟子と修行しアメリカで道場開き成功しただけあって、技の切れには説得力あります(#^.^#)
今ではコロコロと太ってしまったセーガルですが( ;∀;)、デビュー作である本作では引き締まった精悍な体形で、やはりこの頃の動きが一番キレがあります。合気道稽古者にとっては、「あっ小手返し!」四方投げ出た!三か条決まった」「二か条痛そう!」など普段稽古している技が使われるととついつい気分が湧いてしまいます(≧▽≦)
やられる悪役の受けも上手なのでしょうが、結構えぐい極め方・投げ方してますね。
画面映えするため、どうしても派手な技の極め方になるのでしょうね。麻薬組織のボスが小手返しできれいに受け身をとっているのをみて少しほっこりします(^^)
彼がブレイクしたのは、本格的に合気道アクションで魅せられる俳優が他にいなかったことがあります。他の格闘系アクションはほぼ空手かキックボクシングの人。レベル高くてもどうしても被ってしまいますし(それでも人気キープしたヴァンダムは凄い( ;∀;)
ちなみに本作ラストで、セガールさんは宿敵を肘を拉いでから首を巻き込んでへし折り、とどめを刺してますが、私は「これ、側面入り身投げの応用だろ!」と反応してました(≧▽≦)。プロレスラー藤波辰爾さんは、若い頃白田林次郎師範(植芝盛平翁の高弟)に師事したことがあるそうです。その頃学んだ技(入り身投げ?)をアレンジしたのが彼の必殺技「ドラゴンスリーパー」ではないかと思うのですが、本作のこのシーンをみて、私の推測が裏付けられた!と勝手に喜んでました。こんな見方して楽しんでるの、私だけかなあ(#^^#)、アホです(#^.^#)
②「暴走特急」
「沈黙の戦艦」と同主人公作ですが、こちらは画面が暗くてやや見づらい( ;∀;)
「暴走特急」はタイトル通り、猛スピードで走る列車の中でテロリスト相手に繰り広げる戦闘アクション物です。キアヌ・リーヴスの「スピード」といいアニメ「甲鉄城のカバネリ」といい、男子は高スピードで動く乗り物を舞台にしたドラマがなぜか好きです(≧▽≦)
戦闘アクションでは、揺れる狭い車両の中で敵も味方も必死でバランスを保ちながら闘うところ、手刀(正面打ち)をくるくる回して刃物をさばく「セガール拳」(宣伝側命名( ;∀;))や、ちょっと早送りの四方投げ( ;∀;)など興味深い見どころ多いです(^^)。
私が気に入っているのが、セガールから護身術を教わった成年(セガールの娘のボーイフレンド)が、ヘリコプター内で、教わった護身術(綾持ち二か条?)でテロリストを撃退(相手は墜落)するシーン(≧▽≦)。動きが限定された狭い空間ならではですが、「正しく教われば素人でも使えるぜ合気道!」という気がしてムフフと楽しんでました(#^.^#)。やっぱりおかしいな私( ;∀;)、、、
③「グリマーマン」
本作あたりから太り始めたセガール( ;∀;)。合気道アクションは十分見せてくれます。変な健康法にはまっている刑事兼牧師という変わった主人公。セーガルの体形変わったせいかそれまでの作品の殺伐とした主人公と違いノホホンと落ち着いています。
いざ戦闘になるとキレキレの動きを見せてくれるギャップが良いです(#^^#)。ラストファイトで、敵の蹴りを横面打ちの受けみたいに上下自在に受け分ける場面があって面白い、と思いました。実際あんな風に受けられるのか分かりませんが( ;∀;)、、、
とりあえず3作上げてみました。ゴリゴリの武闘派ものも良いですが、セガールさんには合気道版の「ベスト・キッド」のような作品も作ってほしいですね。ただ強いだけでなく、合気道を通して人間として成長していくのを描く作品を観たいです(#^^#)。できると思うんだけどな~。最近「ベスト・キッド」の続編が高く評価されてるのを観て本当にそう思います。
🔴他に合気道アクションが登場する映画。
「Guyver(ガイバー)」。日本の漫画「強殖装甲ガイバー」をハリウッドが実写化した作品。仮面ライダーのように主人公が変身(装甲をまとう)して闘います。主人公の青年が合気道を稽古しているので、変身しても戦闘で合気道の動きが出てきます(#^.^#)。
特撮ヒーローが呼吸投げや三か条締めを駆使するシーンは合気道稽古者として中々痛快でした(#^^#)。