ヒムカのオタクのブログ

 宮崎市在住のオタクびとです(#^.^#)私の好きなもの、趣味などについてゆる~く書いていきたいと思います。好きなもの:読書(ミステリ、ライトノベル)、アニメ、マンガ、プロレス鑑賞、武道、ゲーム

 映画「デュ―ン 砂の惑星 partⅡ」を観てきました!(^^)!。

 映画「デュ―ン 砂の惑星 partⅡ」を観てきました。「風の谷のナウシカ」「スターウォーズ」などの有名作のモデル・原型ともいわれたSF小説で、単なるSF活劇というには、宗教学、生態学、哲学、環境問題など様々なジャンルが盛り込まれている一筋縄ではいかない作品です。その小説を前回part1では凄まじい映像表現で評論家・視聴者から大絶賛。35年前から原作も過去の映画化も知っていた本作愛好者の私として、「今頃評価って遅いわ~”(-“”-)”」と思いつつ大喜びで鑑賞に浸ってました。

 本作partⅡは、物語山場ですから当然1作目を凌ぐ迫力と展開。映像の美しさ・迫力などは各評論について散々称賛されてますね。サンドウオーム私(巨大砂虫)登場・搭乗シーンも迫力も期待通り!(^^)!。私の感想としては、ティモシーシャラメ演じるの主人公ポールの佇まい、存在感が時間を追ってギリギリと高まってくるところが凄いと感じました。しまいには彼の迫力を際立たせるために全映像があるのではと思うほど。

 あと彼の声も、甘いマスクにしては低く深みがあり聴きごたえがありますので、あえて吹き替えでなく字幕で見てよかったと思います。

 三部作目もあるらしく超大作と本作のスケール感は言うまでもないですが、35年前、1987年にデビットリンチにより映画化された「「デュ―ン 砂の惑星についても私は語りたい( ^)o(^ ) 

公開当時は、上映時間的にも原作本編の掘り下げに到底足りず、原作者や視聴者の評価は良くなかったとか( ;∀;)。当時デビットリンチは、原作の膨大な内容に比して制作時間の短さに大いに苦しんだようです。確かに今回の作品から比べると、SF設定の説明と一族の滅ぼされた男の復讐譚(惑星規模の)に集約されていた感はありますが、それでも当時16歳の私はデビットリンチ版「「デュ―ン 砂の惑星」の異様な映像の迫力・音楽のカッコよさ(担当:TOTO)に圧倒されてしまい、大感動してしまったのです。以来、好きなSF映画ベストワンに挙げていたのですが、誰にも共感されなかった”(-“”-)”、、、それでも主役のカイルマクラクラン、敵役のフェイド役のスティング(言わずと知れた英国ロックスター!(^^)!)も美しかった!(^^)!今からSFファンが見ても十分目に鮮やかに楽しめるはずです。再評価されてほしいなあ、、、

 「デュ―ンpartⅡ」に話を戻し、山場に入ったストーリーですが、スカッとする冒険活劇とはいきません。主人公は高いカリスマと能力を得ますが、勧善懲悪のスーパーヒーローではなく、あえてシンドイ道を敵も増やしつつ傷だらけで進んでいきます、恋人の関係もどこか苦いところに落ち着くし、、、

 本作を観終わって、、、何か涙が出てきました。強烈な鑑賞体験でしたが、感動とは少し違い、「大事な人も離れていくのに、何でそう、キツい方、きつい方に進むのか(必ずしも皆が喜ばない、本人も自分の本心かもよく分かってない)なあ、、、」と。ヒーローではないのに、こういう主人公からは目を離せなくなってしまうんですよね。昔自分が惚れ込んだSF映画の主人公はこういう人物だったか、、、35年を経て改めてしらされた思いです。

 本作の続きが重たくても、やっぱり心待ちにしてしまうんだろうなと思います。本作の感想を語り合いたい方、お待ちしてます( ^)o(^ )