前回のジャッキーチェン語りに続き、欧米の格闘アクションスターの推しについて語りたいと思います( ^)o(^ ) こちらも語り出すと手が止まりません( ^)o(^ )
ジャンクロードバンダム
アジア系格闘アクションスターの最推しがジャッキーチェンなら、西洋系ではヴァンダムさんになります。思うにラングレンと共演した「ユニバーサルソルジャー」で一気にメジャー入りを図ったところ、そこまでブレイクせず、結果、チャックノリスさんのようなB級路線で活躍されてます。私としては、その線で良作を生み続けてくれれば嬉しかったので問題なかったのですが ^^) 。
初めて観たのが「サイボーグ」という映画。その日友人と観た映画がシリアスすぎてたまらず口直しにみたのがこれだったのですが衝撃でした。北斗の拳に似た荒廃した暴力が跋扈する世界で、ワクチンを運ぶために女サイボーグを護衛する戦闘のプロ。ほどんどセリフがなく映像のみでストーリー(全編、格闘戦か原始的な武器での戦闘ばかり)を語ります。それだけにヴァンダムさんの肉体と豪快な空手アクションが雄弁にスクリーンで冴え渡っていたのです。この頃から代名詞の180度開脚を披露してる。今でも覚えてますが、地下道で180度開脚で高い壁に踏ん張り、頭上にナイフを構えて真下に来た敵を待ち受け迎撃するシーンは恐ろしくも衝撃的な美しさでした。
一気に有名にした「ブラッドスポーツ」「キックボクサー」では、本来培った武道の美しさ、パワフルさ全開で観る人を爽快な気分にしてくれます。彼より凄いアクション出来る人、プロ格闘技実績を誇る俳優さんも多々生まれますが、格闘アクションを「魅せる」という点では、監督・製作者にも恵まれたのか、ヴァンダムさんは飛びぬけていた気がします。あと、この方は「ダブルインパクト」、「レプリカント」のように一人二役もの(双子、コピーなど)が結構多い。「ヴァンダム対ヴァンダム」という図式で闘う設定がお好きなのか( ^)o(^ )、結構これも面白くて好きでした。ご本人が演技派でないとできないですね。
最近では代表作「キックボクサー」のリメイク作に師匠役として味のある演技をされてます。
今後も、頑張る弟子を温かく育て見守る師匠・ヴァンダムさんを観てみたいですね。
格闘アクションスターといってもよいのかな(・・?、、、「ジョンウィック」「マトリックス」のアクションで、ほぼそう呼んでよい地位を築いたと思います。ご本人がカンフーアクション好きすぎて、自分で脚本監督を務めてカンフー映画(「ファイティング・タイガー」)を作成してるくらい( ^)o(^ )。しかもその作品で、ご自分が黒幕兼ラスボスを演じてます。憎たらしく主人公を追い込み、最後はしっかり主人公とカンフーで闘ってます。最期のやられっぷりも素敵。ホント好きなんだなぁ( ^)o(^ )。
ご本人は格闘技・武道経験はなかったらしく、映画製作のためかなり特訓したようです。
「ジョンウィック」は、襲ってくる暗殺者を迎撃し倒していく伝説の殺し屋ですが、なぜか殺伐として印象がありません。どこかほっこりと「キアヌさん大変だな~」とロードムービーを心地よく観てるような感じ( ^)o(^ )。本作で襲ってくる敵役の役者さん達の方がゴリゴリの本物(有名な武術指導家だったり)しますが、敵役の皆さんに、どこか「この主人公を男にしてやろうぜ」的な心意気が感じられて微笑ましい。全体として俳優キアヌさんの人間力を楽しみ観察するような鑑賞気分になります。正しいアクション映画の鑑賞スタイルじゃないかもしれませんが、この方ならではと。カミングアウトなしの慈善事業エピソードに事欠かず、また日本が大好きでちょくちょくお忍びで変装して来日してるとか。見つけたらこっそり大・大エールを送りたいです ^^) 。
アクション映画ではありませんが、この方主演のアメコミ映画「コンスタンティン」も、「らしさ」爆発で大好きです。キアヌさん演じる、ネクタイを緩めつつ中指立てながら聖書を読んで悪魔を払う ^^) エクソシストをまた観たいですね(^o^)
チャックノリス
ブルースリー「ドラゴンへの道」で映画初登場。今ではお笑いネタ「チャックのリスファクト」(映画エクスペンダブルズでも披露)が有名。しかし本作のクライマックスでのリーとの闘いでは、序盤はリーさんを圧倒し、とてつもない強者感を見せてくれます。
空手大会の優勝常連だったとかでその実力は本物。
チャックさん主演では「デルタフォース」「地獄のヒーロー」など戦争ものも有名ですが、私が好きなのは「テキサスSWAT」「ザ・ファントム」。超低予算で作成されたらしい( ;∀;)けど、チャックさんが渋くカッコよくて目に楽しい(^^)。本作は、デビットキャラダインとの一戦が演出も良く泥臭くもカッコよくて素敵。キャラダインさんはリーさんが出演予定だった「ザ・カンフー」主演してましたから、因縁の決戦でした。キャラダインさんも憎たらしくも良い味出してました( ^)o(^ )
ドルフラングレン
云わずと知れた「ロッキー4」のドラゴ。元極真会館スウェーデン代表の超強豪。凄いことに今でもトレーニングを続けており、凄い体を維持。大会にも呼ばれて迫力ある演武をされてます。もう還暦なのに素晴らしい。
「レッドスコルピオン」、アメコミヒーローの「パニッシャー」など、ラングレンさんの凄みが良く出ている良作なのですが、あまりブレイクせず(>_<)。
バンダムと共演した「ユニバーサルソルジャー」でも悪役でしたが、その狂気の有様は、バンダムを圧倒する強烈な存在感でした。
ご本人は「俺の主演作はあまり面白くないだろ」と自虐したりする( ;∀;)そうですが、そんなことはない(>_<)、いい役者さんだと思うんですが。
「クリード2」で「ロッキー4」から数十年後のドラゴを演じた時にはその哀愁に涙でました。悪役演じても色気があるんですよね、この方( ^)o(^ )。大好きです。
ゲイリーダニエルズ
実写版「北斗の拳」主演しケンシロウを演じ、当時話題になりました。評価は厳しいものだったようですが、私は十分に楽しみました。元々北斗の拳の世界観も主人公も、半分はアメリカ映画「マッドマックス」と主人公演じたメルギブソンからとってますし(あと半分はブルースリー、)日本人が演じたらよりワザとらしくなってしまったかも。
キックボクシングとテコンドーの強豪だったゲイリーさんの、長い脚から繰り出される蹴り技はダイナミックで見応えありましたし、拳法らしい闘い方の描写も雰囲気があってよかった。立ち姿も美しく、良いケンシロウだったと私は思いました。ご本人の息子さんに「ケンシロウ」と名付けたそうで、演じたケンシロウ役への愛着が感じられます。ご子息ケンシロウ氏は、サッカーのプロ選手として活躍されてるとか。有名になって、お父さんの主演が再評価されるといいなと思います。「エクスペンダブルズ」でジェットリー・ドルフラングレン2名を相手に戦闘する悪党役も見事でした。
ウェズリースナイプス
初めて観たのが映画「メジャーリーグ」での、脚のやたら速い陽気な黒人選手役。まさかその後にアクション俳優としてブレイクするとは予想しませんでした ^^) 。
実際武道歴はかなり長いらしいです。主演映画「ブレイド」での、剣術とマーシャルアーツを交えたダンスでも踊るような軽快でリズミカルな格闘アクションは、何度も見返してしまうカッコよさで、ある意味黒人のバネならではという感じも。「これ日本人役者じゃ同じ感じ出すの無理だろうな、、、」と感嘆してしまいます。
主人公「ブレイド」はマーベルコミック登場人物で、原作では剣術に特化しており体術はないようですが、スナイプスのアクションのせいで、だいぶイメージも評価も変わった気が。本作がヒットしたことで、今後マーベル映画が次々作成されていくので、スナイプスの功績は大きいですね。
エクササイズ「ビリーズ・ブートキャンプ」の創始者として有名になった彼ですが、そもそも武道家兼ゴリゴリのアクション俳優。映画「キングオブキックボクサー」で、凶悪かつ強力なラスボスを演じたのが最初でしたが、お顔が実はおめめパッチリで可愛いことがばれてしまったせいか( ;∀;)、その後、正義の味方を演じる主演作品が増えていった方です。
同作は、ジャッキー主演の香港映画そっくりの修行・成長・敵討ちという王道ストーリーで、主役のローレン・アドベンさんのキレッキレの演技(生意気そうな表情、しゃべりが心地よい)とテコンドー仕込みのアクションも素敵です。時折ビリーさんの凄さに殺されそうで冷や冷やでした。
今回もまた長々と語ってしましました。今ではユーチューブで手軽に、この方達の格闘シーンのみの抜粋を観ることができます。有難いような味気ないような( ;∀;)、、、
たとえ映像にお金かかっていなくても、磨き上げた技術と身体一つの表現で、観る人をスカッとさせてくれる彼らアクション俳優たちに、我々アクション映画ファンは、ずっと拍手を送り続けるのです\(^o^)/