ヒムカのオタクのブログ

 宮崎市在住のオタクびとです(#^.^#)私の好きなもの、趣味などについてゆる~く書いていきたいと思います。好きなもの:読書(ミステリ、ライトノベル)、アニメ、マンガ、プロレス鑑賞、武道、ゲーム

ジャッキーにあこがれて(≧▽≦) 推しのアクションスター達について(アジア編3回目)ジャッキーチェン②

 

 久々に、大好きな格闘系アクション映画とその主演俳優さんについて語りたいと思います。このテーマもついつい筆が止まらなくなりますが( ;∀;)、、、

ジャッキーチェン映画についてなら、何時間でも語れます!」という私のような映画ファンは無数にいるのでは( ^)o(^ )。アクションの面白さカッコよさだけでなく、仇役の俳優さんについてだけでも(現在でも現役の武術指導家、大御所ばかり)いくらでも語れてしまいます

 この方の作品には好きなものが多すぎて(#^.^#)選ぶのに困りますが、3作上げてみました(「蛇拳」については以前書きました)。香港カンフー映画は、アクションは素晴らしい一方、ストーリーにテンポが悪く通して観るのが苦痛なものも多いですが、ジャッキーさんの作品は、ストーリーもシンプルながらどの場面も退屈せずテンポよく見れます。戦闘シーンも対武器、武器対武器、対多人数と状況が多彩で飽きさせません。何よりジャッキーさんの表現力の素晴らしさ。年々衰えるどころか輝きと円熟度を増していきます

少林寺木人拳

 宮崎で映画公開予告の衝撃は忘れられません。見たこともない奇怪なトレーニングシーンと画像から湧き立つ異様なエネルギーに「何これ、、、」と呆然。本作はデビュー作で、ジャッキーさんは整形前の細目で初々しい。

本作といえばタイトルにもなっている戦闘人形「木人」。テレビ放映直後、教室入口で皆マネしてました。迷惑な( ;∀),,,そして、OPとクライマックスで流れるあの主題歌「ミラクル・ガイ」(日本語放映版のみ)。男子(良い歳のおっさんも(^^))のハートを揺さぶるこの曲は、現在も小中学校の運動会やプロ格闘家の入場曲でも良く流れます

 親を悪辣な拳法家に殺害された主人公が仇討ちのため少林寺で修行。口が利けないというハンデを背負いつつ、3人の師匠に学びを得るのですが、最初の1人が「洞窟の男」。主人公を気に入り、殺人拳法を教えるこの男が実は父の仇と終盤に判明し、最後の敵として主人公の前に立ちはだかります。この設定が本作を熱く、深くさせてくれます。

 2番目の師匠が、中年の尼僧さん。自分を傷めつけつつ修行する主人公を見かねて、自身が創出した太極拳に似た武術を教えます。歩法とバランスに重点を置いた柔らかい武術で、殺気立ちがちな主人公に「急所を狙ってはいけません」と諭す。この言葉が終盤に主人公を救うキーワードになります。今思い出すと、私も現在練習してる八卦掌に似ています。同時に毛色の違う武術を練習してるところも、恐れ多くも親近感(私の場合、合気道八卦掌

 修行の成果を試すため、少林寺の木人房に挑むシーンはドキドキしつつジャッキーを応援した覚えが(日本語版では、ここでも「ミラクルガイ」が流れて熱い)

 終盤、洞窟を脱出し、殺人集団を率いた洞窟の男(最初の師)は、復讐のため少林寺に襲来し、主人公と対決します。ここで師匠が父親の仇と判明し、主人公が実は口が利けることも判明、師匠と弟子であり、仇でもある二人の決戦へ。この場面が実に胸熱なのです(観た人は分かると思う(^^)

 仇でありながら恩人でもある師との闘いに、複雑な激情の中闘う主人公。殺すつもりで戦いつつ「強くなったな小僧!」と感嘆する師匠。戦闘中、師がとった少林武術と同じ型を期せずして取る主人公。何とも痺れるシーンです。もっとも容赦なく殺しの技を奮ってくる師匠に、同じ戦い方では心優しい主人公は劣勢に立たされますが、そこで第二の師匠の「急所を狙ってはいけません」の言葉を思いだし、戦術を変えます。そこから戦況は変わり師を打倒。その後、仇とはいえ憎み切れない師への語り掛け、師の自滅も含め実に印象的です。

本作以降、ジャッキーさんはコミカルな演技で一世を風靡していきますが、本作の純情一途、終始優しくも切なげな表情を浮かべた演技も素敵でした。どの名場面も、名曲「ミラクルガイ」と共に今も蘇ってきます。

酔拳

前作「酔拳」が名作で大好きですが、敵役・殺し屋鉄心が印象的強過ぎ・かっこよすぎと記憶する人も多いかも( ;∀;)、、、そこで、あえて「2」を語ります。本作の酔拳が「バーチャファイター2」の酔拳爺様のモデルにもなりましたね。

演じるジャッキーさんは既に円熟期ですが、主人公は世の中を憂う活きの良い若者(実在した武術家・黄飛鴻)。正義感と無茶で家族・周囲に心配と迷惑をかけつつも、支えらえながら悩みながら成長する過程は他のジャッキー作品と同じ。このあたりは心温まります。

 終盤、決戦の場に挑む主人公は、序盤は正当な武術スタイルで闘うも、敵のなりふり構わない物量戦と残忍な戦術に、徐々に心身を崩されていきます。そして遂にブチ切れて鉱工業用アルコールを一気飲みし、獣のような形相で本能のままにラスボスに襲い掛かっていきます。ここの盛り上がりは最高で何度見返しても喝采を上げてしまいます

 狂気と酔いでリミッターを外した竜巻のような戦闘シーンは、他のジャッキー作品のラスボス戦と比べても、群を抜く爽快感と迫力。体力は若い頃より落ちてるはずなのに凄い。ジャッキーさんの本格カンフー物の集大成だったのではと感じる、鑑賞後の充実感でした。

物凄い蹴り技を披露してたラスボス役の方は元ムエタイ選手でジャッキーさんの殺陣チーム兼ボデイガートとか。この方もカッコよかったですね( ^)o(^ )

④蛇鶴八拳

 ジャッキーさんの作品は、弱い主人公が師を得て修行して強くなるパターンが多いですが、本作は珍しく最初から超強くてキレキレの拳法アクションを見せてくれます、ミステリ要素もあって(8人の老師を殺害し、秘伝書を奪ったのは誰か)ストーリーも面白いジャッキーさんが操るカンフーも名前通り蛇、鶴っぽくて妖しげで素敵。そうジャッキーさんのアクションは、面白くかつユニークでカッコよいのです。ラスボスも嫌になるほど強くて印象的(役者は少林寺木人拳と同じ方ですね)

こうして書いているだけでも、作中の名場面が蘇り、手が止まりません。子供のころに魅せられた「何か」は、「年をとっても好きなものは好きなまま、ガキのままで十分」と開き直るのです(#^.^#)。「自分もあの作品は好きだったな~」、「昔あの作品観た」という方、是非是非熱く語り合いたいです

ベスト・キッド

 若いころは癖のある師匠に鍛えらえれて強くなる青年役が多かったジャッキーさんでしたが、本作では、暴力に苦しむ黒人少年を教え導く師匠役です。主人公が成長するだけでなく、ジャッキーさん演じる師匠も、家族を失った喪失感を抱えており、弟子に精神と技術で多くのことを伝えつつも、弟子からも励まされながら再生していくお話でした。若かりし日のヤンチャな弟子役を思い出すと何とも感慨深く、沁みる( ;∀;)、、、

ミヤギさんとダニエルの師弟関係も素敵でしたが、本作の師弟関係もとても素敵 ^^) 。

世代を越えた、アジア精神と欧米精神の融和という点も前作と共通していますね ^^) 

本作のラストは、オリジナル映画「ベスト・キッド」とは変えてありました。「ああ、アジア的感性ではこう落ち着くのか」と感じ入りました(仕返しでスカッとするのではなく、感謝と調和で収める)。

 

 と、いう風に長々と語ってまいりました<(_ _)>、ジャッキーさんの映画を語り出すと、手が止まりません( ;∀;)、、、しかし若い頃好きになった作品を、今なお愛せるのは幸せだな、、、と感じます( ^)o(^ )。

 

 共に語ってくださる同士の方、お待ちしております!(^^)!